光で評価する、新しい壁面品質。
壁は昼間の自然光や一般的な室内照明では美しく見えていても、間接照明やスポットライト、斜めから差し込む光によって見え方は変わります。
わずかな凹凸やジョイント(石膏ボード同士の継ぎ目)、ベベルエッジ(石膏ボードの端を斜めに削った処理跡)が浮かび上がることも。
私たちは、こうした光によって初めて見える状態までを施工品質の一部と捉えています。
これらを独自の「Light Critical(ライトクリティカル)」と定義。
Light Criticalとは、光を基準に壁面品質を評価するという考え方です。
施工が終わった瞬間だけではなく、照明が入り、空間として完成したときまで美しくあることを目指しています。
その美しさを実現するためには仕上げだけでなく、下地となる建材の特性まで正しく理解することが欠かせません。
その中でもよく使用されるのが石膏ボード。
石膏の芯材を表面紙で包んだ建材です。
パテやシーラー、壁紙用接着剤・室内湿度・季節による温湿度変化などの影響を受け、表面紙はごくわずかに膨張・収縮します。
通常では気にならないほどのわずかな変化でも、厳しい光環境では壁面の凹凸や面の揺らぎとして顕在化します。
そのためLight Criticalでは、ジョイントやビス穴だけを処理するのではなく、必要に応じて、壁面全体へ下地調整材を薄く塗り広げる「全面スキムコート」を施します。
石膏ボードの紙とパテは、吸水性や硬さ・収縮率・表面性状が異なるため、壁全体を可能な限り均質な状態へ整えることが大切です。
しかしその目的は、単に平らにすることではありません。
光による見え方の差を抑え、仕上げ材の美しさを引き立てる壁面をつくることにあります。
これらを通し、施工中の光は最高の検査機器だと考えている私たち。
壁面検査専用の斜光照明を使用し、通常照明では見えにくい細かな凹凸や不陸まで確認します。
あえて厳しい条件で検査することで、完成後に間接照明やスポットライトによって壁面の乱れが目立つリスクを可能な限り低減することが目的です。
「見えないから良い」のではなく、「見えても美しい」。
そのような壁面品質を目指しています。
私たちが行っているのは、壁紙を貼るためだけの下地ではありません。
塗装や輸入クロス・薄物クロス・左官仕上げなど、仕上げ材を問わずに美しい空間を支えられる壁面品質を追求しています。
そして、建築家やデザイナーが設計した光を、そのまま空間へ表現できる壁をつくること。
それがLight Criticalです。
石膏ボードという建材がもつ特性を理解し、その影響をできる限り抑え、光に対してより安定した壁面品質を追求する。
光が空間を完成させる、その瞬間まで美しくあり続ける壁面品質を提供することが私たちの理念です。
内装工事に関するご相談があれば、ぜひお問い合わせください。
なお、当ホームページでは今まで担当した工事について、多数紹介しております。
ご検討の際の参考になれば幸いです。
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